ゴキブリ対策
玄関下、サッシ、配管貫通部を採寸して封鎖材を対応させたイラスト

ゴキブリ侵入経路の封鎖ガイド|玄関・配管・排水を採寸する

侵入防止グッズは、塞いでよいすき間かを確かめてから、寸法と材質に合う物を選びます。

厚いテープを貼ればよいわけではなく、ドアの開閉や窓の排水を妨げないことが前提です。

玄関・サッシ・配管周りのすき間と、排水口そのものは対処が違います。見かけた場所の穴をすべて埋めるのではなく、不要なすき間を減らす所と、設備の働きを戻す所を分けましょう。

まず、すき間を補う場所か設備を点検する場所かを分ける

点検する場所用品を選ぶ前に確かめること
玄関ドア下・戸当たりすき間対策をしてよい部分か。テープを付けても開閉・施錠・避難に支障がないか
網戸・サッシ網の破れか、枠や部品の不具合か。レールや排水経路を塞がず補修できるか
シンク下・洗面台の配管貫通部どの管と壁の間か。漏水がないか、管理側が認める材料・作業範囲は何か
排水口水をためて臭気や虫の通り道を遮る排水トラップが働いているか。部品の欠損・取付不良・詰まりがないか

漏水、ドアのゆがみ、欠損部品などがある場合は、用品で隠す前に設備の状態を伝えます。賃貸の連絡内容は管理会社へ連絡する境界で確認できます。

採寸は「すき間」と「貼る面」を別々に

すき間テープを選ぶときは、次の3つを混同しないように測ります。安全に手が届く範囲で行い、動くドアや窓に指を挟まないよう注意してください。

測るもの商品表示と比べるところ
埋めたいすき間の寸法製品が対応するすき間の範囲。1か所だけでなく、場所によって狭い所・広い所がないかも確認する
テープを貼れる面の幅粘着面が収まるか。排水穴や動く部品にはみ出さないか
貼りたい部分の長さ必要なテープの長さ。途中で貼れない箇所があれば分けて記録する

写真には場所名を付け、金属・樹脂・木・壁紙などの材質、水濡れや結露、日差しの有無も添えます。定規を写し込める場所では寸法を伝えやすくなりますが、写真だけで奥行きや隠れた部分まで分かったことにはしません。

対応すきま2〜3.5mmなら、4mmの部分はどうする?

ニトムズの気密パッキン(エプトシーラー)M型・G0101は、公式FAQで対応すきまが2〜3.5mmと案内されています。これは製品表示の読み方の例です。

仮に、自宅のすき間が場所によって2〜4mmだったなら、この表示だけで全体に合うとは判断できません。広い部分を重ね貼りで埋める前に、別の対応寸法が必要か、ドアや部品に不具合がないかを確認します。製品自体の厚みと、対応できるすき間の寸法は別に読みます。

同じシリーズ名でも型や品番で用途が異なります。玄関、室内の開き戸、引き戸など、使う場所も合わせて確認してください。

場所別に材料を選ぶ

玄関:厚さより閉鎖確認を優先

使用場所と貼付面が製品の条件に合うことを確認し、説明書に沿って取り付けます。取り付け後は、無理に押さずに開閉・施錠できるか確かめます。床に擦れる、ラッチが掛からない、避難時の操作が重くなる場合は使用しません。郵便受けやドア内部を自己流で分解するのも避けます。

サッシ:排水穴を残す

網の破れは網戸用の補修材、枠との接触部は規格に合うモヘアなど、欠損部と同じ役割の材料を選びます。窓やシャッターには、水を外へ逃がすための穴があるものもあります。そうした排水経路までテープで覆わず、位置や役割が分からない穴は機種の説明書やメーカーに確認します。網戸の枠がゆがんでいる場合は、テープを足す前に補修を相談してください。

配管まわり:写真を撮ってから触る

配管と壁の間に不要な空間が見えても、点検や交換に使う余裕かもしれません。賃貸では管理会社へ連絡する境界を確認し、持ち家でも漏水・結露があるなら先に設備点検を依頼します。

排水口:カバーを買う前に、トラップと部品を確認

排水口の上に付けるカバーと、排水トラップは同じ物ではありません。トラップは水をためる仕組みを持ち、その水を「封水」と呼びます。TOTOの浴室向け案内でも、トラップ内に水がない状態では、下水管からの臭気や虫の侵入につながる場合があると説明されています。

長く使っていない、掃除後に部品の戻し方が分からない、異臭が続く場合は、まず設備のメーカーと型番、説明書を確認します。取扱説明書で利用者が外してよいとされる部品だけを、指定の手順で扱ってください。部品の形や外し方は機種で異なります。

カバーや交換部品を買う場合も、口径だけでなく対応機種・部品番号を照合します。細かいネットや布を配管の奥へ詰める、パテやテープで水の通り道を塞ぐといった対策はしません。漏水、流れの悪さ、部品欠損があれば、管理会社や設備担当へ相談します。

取り付けた後は、虫の数と設備の動きを別々に見る

対策する場所を絞るため、見かけた日時・場所や、捕獲器を使った位置を残します。ただし、そこで捕まったことだけで侵入口が確定したわけではありません。捕獲の記録はゴキブリ捕獲器の使い方も参考にしてください。

すき間対策が可能と確認できた場所では、一度に家中へ施工せず、取り付け後の状態を確かめながら進めます。

  1. 施工した場所・材料・日付を記録する。
  2. ドアや窓が無理なく動き、施錠できるか確認する。
  3. 必要な換気・排水・点検の妨げや、剥がれがないかを見る。
  4. 虫を見た場所や回数は別に記録し、続く場合は点検範囲や相談先を見直す。

閉まりにくさや排水の異常が出たら、「虫を防げそうだから」とそのまま使い続けないでください。取り外し方も製品表示に従い、自分で戻せない場合は設備担当に相談します。

購入を見送る条件

この場合は、侵入防止用品を増やす前に、管理会社や設備担当へ場所と状態を伝えます。写真や寸法を安全に取れなければ、無理に手を伸ばさず、そのことも伝えてください。

FAQ

ドア下の光が見えなくなるまでテープを重ねてよいですか?

重ね貼りで開閉や施錠に抵抗が出るなら中止します。光の見え方だけで決めず、寸法、ドアの機能、製品の対応幅を確認してください。

エアコン配管の穴はパテで埋められますか?

不要なすき間を埋められる場合はありますが、配管の点検、結露、賃貸契約に関係します。既存材の欠損や大きな穴は写真を撮り、管理会社・施工業者に材料と作業範囲を確認します。

排水口へ細かいネットを付ければ侵入を防げますか?

ネットだけで侵入を防げるとは限りません。排水トラップの水や部品の状態も確認し、カバー・交換部品は対応機種に合う物を選びます。排水を妨げるほど細かい物を付けたり、配管の奥へ詰めたりせず、異臭や流れの悪さが続けば設備を点検します。

確認した一次情報

確認日: 2026-10-14

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